〔40〕〜久種湖〜スコトン岬〜香深〜東日本海フェリー〜 稚内港〜〔106〕〜鏡沼公園キャンプ場
本日泊まったキャンプ場、緑が丘キャン
プ場は有料(300円/人)。うーん。
9時にキャンプ場を出発。昨日食えなかった、ウニ丼。今日はたらふく 食ったるで!
昨日は閉まっていた佐藤売店に真っ先に向かった。やっていなかった
ら泣く…どきどき。やってた
!! ここまで来たら、頼むっきゃないっしょ。
ウニ丼スペシャルください!
スペシャルはウニの量が通常の3倍であ
る。ちなみに値段は、通常が1000円。ダブル
が1800円。スペシャルが2600円。うほ、久しぶりのバフンウニ。しかも今
朝漁れたばかりの超新鮮もの。んー、これだ。バフンウニ、一番旨い。そ
のなかでも、今食ってるこれは極上だ。味覚のレートがさらに壊れる…
またいけないものを食ってしまった…
この店では朝取ったバフンウニを
一家で割っていた
。こりゃ新鮮に決まってる。
食うもんは食った。そしたら、一番北の岬でも行っとけ。海沿いの道
道をひたすら北上。北端に近い久種湖の近くにあったキャンプ場はなかなか大きくてきれいそ
うだった。次来ることがあったら、こっちに行ってみよう。更に進むと、
巨大観光バスの行列ができていて、車の流れが悪くなった。道が狭くなっ
てきて、一層ペースが落ちて来たと思ったら、先の方で観光バスが10km/h
くらいにペース落としてゆらゆら進んでいるのが見えた。コリャたまらん
なーと思って、ちょうど見えた「トド島展望台 ←」という標識にしたがっ
て、脇道にそれてみた。これであのバスは回避できたー、と思ったら、
そのバスも展望台ルートを進んでいた…
がーん、道が曲がってて錯覚で本ルートに見えただけだったのかー。 がーん。お蔭様で、展望台まで延々10km/h以下で進めたっすー。どうもっ すー。
1kmあるかないかって程の短い区間にたっぷり時間を掛けて(^^;)
トド島展望台
到着。遠くに見えるトド島よりも
眼下に広がる植物
のほうが印象的だった。
続いてスコトン岬へ。岬の展望台を素通りして本当の岬の先端まで歩
いて行った。ちょっと狭いがちゃんと通路もあるので行けるのだ。どわー、
むっちゃ水がきれいだー。まるで南の島の海のようだ。南国の海と違うのは、
ワカメがたくさん
見えるということである:-)
さー、一応(ってなんじゃい)景色を見たので次はウニだー! 来たばか りの道を引き返し元地へまっしぐら。そしたら駐車場係のおっちゃんが寄っ て来て、「あっちの砂利のところに停めろ」とか言いやがる。へ、砂利? そんなとこいきたくねー、と思ってどう切り返そうか考えてたら、「それ かあの建物の裏のスペース」とかいったので、あそこならまだ平気かと思っ てそっちに停めた。が、結局帰るときに建物の脇の駐車エリアびっちりと 車が入ってしまって出られなくなったくそー。そのときは、たまたま2つ 隣のタクシーが出て行ったのでなんとか脱出できた。それが無かったら、 フェリーに乗り遅れてた可能性もあるな。ち。今度来るときは気を付けよ う。もともとバイク向きでないところだけに、おっちゃんもバイクのこと はチャリンコ程度にしか考えてない。まあ、そのへんは他の北海道地域が あまりにバイクに優しいのだと考えるのが妥当である。
で、本題に戻って佐藤売店。今回はウニ丼だけでなく、他のものも頼
んでみよう。てことで、ウニ丼と、焼きウ
ニと、ウニ汁を注文。って、やっぱり全部ウニ
^^; そんな関係で今日はおとなしくノーマ
ルウニ丼
実は「ウニを加熱しちゃうなんてもったい
ない!」と思っていたので、焼きウニなどはこれまで食べたことがなかっ
たが、実際に出て来た焼きウニを見ると、
表面だけを軽くあぶった
だけになっていて、これなら
しっかりとウニの香りが残っているわけだと納得。
食べ終わるとちょうど13時のフェリーにいい時間。おいしい思い出と ともに元地にさようなら。
香深港に着くとちょうど乗船手続きの始まる頃。切符を買ってフェリー
乗り場にバイクを移動した。さらば礼文
。今度は島全域を歩くつもりで来よう。
しばくまっているとズンズンとフェリー
が近付いてきた。ここの港はあまり広くないのにフェ
リーは船首から入って
来た。転回が見もの。するっと船尾を左方向にスライド
させて、ピタっと接岸
した。
お見事!
スピンターンを決めてぴったり縦列駐車してるみたい。
いよいよ出航 。とある筋では有名らしい桃岩荘の見送りは今日は見
られず残念。しばらく甲板で礼文の遠景を撮っているとやたらカモメ
がたくさん追
いかけて来ていることに気づいた。そんなに礼文を去っていくのが名残惜
しいかね……。んなわきゃない。となりに
いたおっちゃんが餌(パン)をやっていた
のであった。
早速カモメの飛来に合わせてパシャ
っとな。逆の方
に行くと別のおっちゃんが餌をやっていた。こっちのおっ
ちゃんは鳩が後方から迫って来ると、直前に餌を空に向かって放り投げて
いた。「おお、無茶しますなーあ!」と思ってみていたら、カモメ君、
見事に空中キャッチ
!
すごいすごいすごい! 見てて飽きない。おもろすぎ。いっぺん空中キャッ チにチャレンジしたカモメ君はそのままくるっとまわってフェリーの最後 尾まで下がり、もういちど投げるおっちゃんめがけてダッシュして投げて もらって、パクッと食べて…を繰り返していた。頭いいぞ。でも、たまー に失敗して、餌を海に落としちゃうのがかわいかった:-)
15時に稚内到着。まずは給油。適当に入った日石で「日本最北端都市・ 稚内到着正銘所」なるものをもらった。へー。よくわからんがラッキー。 これで、何もなき道、サロベツ原野を走れるぞ。
去年と違って今年は良い天気だっ
たのでサロベツ原野もずいぶん短く感じられた。途中覆面パトカーが乗用
車を検挙しているのを見たのでビビって超安全ペースで走ったのだが、そ
れでも気分的にはあっというまに豊富のレ
スト砂丘林に到着。ここから利尻が見えるだなんて、
去年は気づかなかった…。結構いい眺めだったんじゃな。知っての通りサ
ロベツ原野は電線もない
道が70km程続く。日常を忘れるには一番の区間かもしれ
ない。
サロベツ原野を抜けてR232にぶつかるところにある鏡沼公園キャンプ場が本日のゴール。宿泊者名簿に記名すればなんとライダー
ハウスに泊まるのも無料である。道理でバイクが多いにもかかわらず、テ
ントが少なかったわけだ。水道も多くてさらには洗濯機と物干し台も常設。
さらに無料のシャワールームなんてのまである。ロケーション的に夕焼け
に映える利尻岳
もばっちり拝む
ことができ非常に恵まれた環境といえる。さらにキャン
プ場のとなりにはその名もずばり「夕映」という名前の温泉施設もあり非
常に便利。この温泉、本格的アルカリ温泉で高温湯、低温湯、薬湯、露天
風呂と誰がいってもゆったり湯に浸かれる豪華設計でそりゃもう最高。館
内売店のソフトクリームもなんと200円。おちーぷ! でもうまい。この温
泉、いい! ちょっと地元の人が羨ましく感じられた。わしは売店にあった
「とかちっぷ」
なる安易なネーミングのぽてちにひかれて購入。油っこ
さがなくてなかなか良かった。